COLUMN まちづくり、ものづくり

楽しみながら環境を学ぶイベント
「環境デーなごや2019」をリポート

2019.11.20

 市民・事業者・行政の協力のもと、環境についてともに学び、行動するきっかけとするイベント「環境デーなごや」。2000年からスタートし、今回で20回目となる市内最大の環境イベントです。「つながる つくる なごやのみらい」をテーマに、久屋大通公園(エンゼル広場、エディオン久屋広場、光の広場)で9月14日(土)に開催されました。

 3つの会場(エディオン久屋広場、エンゼル広場、光の広場)では、テーマごとにステージイベントやブース出展が行われました。
 「エディオン久屋広場(エコライフひろば)」では、3Rの推進、CO2削減、環境にやさしいライフスタイルやビジネススタイルの提案をテーマに、ステージでは「SKE48」のECOクイズや、ごみ清掃員としても話題の人気お笑い芸人「マシンガンズ」と一緒に環境について考えるステージを開催。ブースでは、ゴミ処理場の仕組みや生ごみを減らす方法など、生活している中では気づきにくい、今起きている環境問題や、ゴミの問題などについて、みんなで考える良いきっかけの場となりました。

 特にゲームをしながら、リサイクルや食品ロスを減らす方法などを学べるブースでは多くの子どもたちが参加。楽しみながら環境について考える内容が充実していました。

 今回の環境デーなごやでは、プラスチックごみの削減に取り組んでおり不要なマイバックを持ち寄り、必要な人に提供する「シェアエコバッグ」が行われました。多くのエコバックが集められ、シェアされ、大変賑わっていました。日ごろからエコバックを持ち歩くだけでも、立派なエコライフになりそうです。

 「エンゼル広場(みんなつながる環境ひろば)」では、生物多様性の保全を中心とした活動の紹介をテーマに、ステージでは「MAG!C☆PRINCE」と一緒に生物多様性とプラスチックごみについて学ぶステージなどを開催。ブースでは、「MY行動宣言5つのアクション」を実際に体験できるように、たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼうの5つのアクションごとにブースが分かれて出展。外来種ブラックバスの試食コーナーや、生きものとのふれあいなど、見るだけではなく、実際に触ったり、作ってみたり五感で体験でき、子どもたちも興味津々の様子でした。

 また、企業や団体だけでなく、地元の高校生もブースを出展。葦を活用したワークショップや特定外来生物ブルーギルを用いた透明標本の制作、国の天然記念物イタセンパラの保護、イシガメの繁殖など日ごろの活動を発信。ステージでも高校生の活動が発表され、若者たちの活躍は刺激となりました。

 「光の広場(フェアトレードひろば)」では、秋のフェアトレードタウンまつりが開催され、ファッションショーやマルシェ、高校生・大学生・企業等による取組を通して、フェアトレードの理念を紹介
 フェアトレードとは、身近でできるフェアな買い物で世界の問題を少しでも解決できるように貢献していくこと。途上国や弱い立場の人々にお仕事を継続的に生み出し、森林伐採や土壌汚染などの環境破壊からも地球を守るものです。
 フェアトレード&エシカルファッションショーでは、フェアトレードの素材等を使用した衣装を身にまとったモデルが歩き、観客を魅了していました。

名古屋市は、かつてごみ処理量が増え続けていたため、新しい埋め立て処分場を藤前干潟に作ろうと考えていましたが、藤前干潟は渡り鳥の重要な飛来地であるため、埋立計画を断念し、1999年2 月に「ごみ非常事態宣言」を発表。市民・事業者・行政が協働して徹底した分別やリサイクルに取り組み、大幅なごみ減量を達成することができました。このことは名古屋市の大きな財産です。今回のイベントでは、日常生活では気づけない環境の問題や、今起きているごみの現実などを改めて認識することができたと思います。難しい内容を分かりやすく、楽しく、世代関係なく学べるイベントです。自分のライフスタイルの改善から、環境問題に取り組めることを参加された方は実感できたのではないでしょうか。

★もっとポイント
●新しい技術で環境問題に取り組む

「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」に続く、人類史上5番目の新しい社会「Society5.0」。新しい技術で環境問題に取り組む事例として紹介。省人化を実現する無人のロボットトラクターや、少子高齢化、労働力不足を解消しうる世界初の装着型サイボーグなどが展示されており、未来のなごやは新しい技術でより高度に変化していきそうです。

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