COLUMN 歴史・文化

有松・桶狭間!有松・鳴海絞は古くて新しい

2019.07.31

 伝統的工芸品の有松・鳴海絞が生産されるようになったのは江戸時代初期。有松の住人だった竹田庄九郎らが、名古屋城築城のため九州から来ていた人々が着ていた絞り染めの衣装をヒントに作りだした。使いやすさと技法の多さ、巧さで東海道一の大ヒット商品となり、旅人が故郷への土産品として競うように買い求めたという。

▶江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~

 絞りが大人気となり、東海道一豪華な町並みが形成された有松エリア。当時の建物が今も残り、文化庁の日本遺産に認定されている。

有松まちづくりの会会長 株式会社竹田嘉兵衛商店 竹田 嘉兵衛さん

▶鳴海宿として描かれた有松の町並み
葛飾北斎や安藤広重といった有名な浮世絵師もこのエリアの様子を描いている。その題名は鳴海宿となっているが、有松の町並みを描いているものもある。

▶絞りの大ヒットで手にした町の誇り「有松山車まつり」

 絞りが多く売れ、潤ったお金で建造や購入された3輌の山車。有松の繁栄の象徴だ。毎年10月の有松天満社の秋季大祭で、東海道を練り歩く。

▶戦術に長けた信長が少数で大軍を破る「桶狭間の戦い」

1560年に行われた合戦。25,000の大軍率いる今川義元に、織田信長は奇襲を仕掛け、わずか約3,000人の兵で勝利を収めた。この勝利で信長は天下統一への足がかりを掴んだ。

謎の多い桶狭間をガイドしてくれるNPO法人 桶狭間古戦場保存会の皆さん

★もっとポイント
●絞り製品の大半は有松・鳴海エリアで生産

現在も、国内における絞り製品の大半は、有松・鳴海エリアで生産されています。絞り技法は100種にも及び、着物だけでなくネクタイやエプロン、バッグなど様々な絞り製品が作られています。

NPO法人コンソーシアム有松理事 株式会社山上商店 山上 正晃さん

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