COLUMN 歴史・文化

熱田名産の「名古屋かまぼこ」って知ってる?

2019.07.31

 鮮やかな朱色をしたかまぼこは、この地方独特のものだとご存じだろうか。熱田発祥の「名古屋かまぼこ」は、いまでも作り続けられている伝統の味だ。戦国時代、尾張を治めていた織田家への献上品として、熱田の港に揚がった魚を材料に作られるようになった。“名古屋朱色(なごやあか)”と呼ばれる独特の色は熱田神宮のお社にあやかった言われ、信長もこの朱色が気に入っていたと伝えられている。

あつた宮宿会 歴史・未来文化委員会委員長 
合資会社 大矢蒲鉾商店 大矢 晃敬さん

▶信長好物だった⁉熱田の魚「大瀬子の魚市場」

 堀川沿いにある大瀬子公園の周辺はかつては魚市場。織田信長が清州城にいた頃、ここから毎日届けられていたそうだ。

熱田区歴史資料室 周防 有彦さん

▶火の中を裸足で渡る伝統行事「秋葉山の大祭」
 熱田神宮の南東に隣接する秋葉山圓通寺では、毎年12月16日に火渡り神事が開催される。境内に焚かれた大護摩の上を、火防守護、緒難消滅、福徳延命などを祈願しながら、裸足で渡る。

▶大名も遊んだ名古屋一の繁華街
 宮宿は、遊郭や仕出し屋なども軒を並べる繁華街だった。名古屋城周辺で暮らす大名たちも、船で堀川を下って遊びに来ていたほど。ひつまぶしで有名な蓬莱健も、もとは仕出し屋だった。

▶夫を断った悲劇のヒロインが眠る墓「断夫山古墳」
 東海地方最大の前方後円墳。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)と結婚の約束をしながら、添い遂げられなかった宮簀媛命(ミヤスヒメノミコト)の墓だと言われている。

▶昔は貯木場。今は生き物の生息地「白鳥庭園」

 平成元年に開催された世界デザイン博覧会で、来場者をもてなすパビリオンとして貯木場を埋め立てて整備。今は渡り鳥などもやってくるハビタット(生き物の生息地)に。

★もっとポイント
●多くの旅行客が泊まった東海道最大の宿場町

江戸時代、熱田神宮の門前町には東海道五十三次の41番目の宿場である宮宿が整備された。東海道最大の宿駅で当時の人口は約1万人!

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