COLUMN まちづくり、ものづくり

名古屋の新しい魅力を発見!
名古屋まちなみデザインセレクション発表・表彰式

2019.05.27

 名古屋まちなみデザインセレクションをご存じでしょうか?昭和59年度から実施してきた「名古屋市都市景観賞」を一新し、平成24年度から実施している魅力的な風景やまちなみを市民の方とともに発掘、発信、共有する事業です。すぐれた都市景観の形成に寄与していると認められる建築物等を表彰する「まちなみデザイン賞」と、市民の方からお気に入りの風景を募集し、市民投票により20の風景を選定する「まちなみデザイン20選」を実施しています。投稿や投票への参加をきっかけに、魅力ある景観づくりに興味を持ってもらい、名古屋のまちへの愛着や誇りを高めることがねらいです。

 平成31年3月27日に名古屋市役所正庁にて、第4回名古屋まちなみデザインセレクションの発表・表彰式が開催されました。会場内には選ばれた物件等がパネル展示され、訪れた方々も熱心に見入っていました。

 まちなみデザイン賞は、今回から建築物・工作物部門、広告物部門、景観まちづくり部門を設け、平成30年5月から6月まで募集した結果、79件の応募があり、有識者の意見を踏まえ、良好なまちなみの形成に貢献していると認められる建築物等8件を選定しました。その中からいくつかご紹介♪

 まちなみデザイン賞「建築物・工作物部門」料亭か茂免の白壁。武家屋敷街の代名詞・東区白壁の4丁目にある料亭か茂免は、その町名を守るかのごとく、白壁を保ち続けています。美しく積まれた石垣の職人仕事はもちろん、まちの景観保全に向けた努力が素晴らしい作品です。河村市長から表彰状と記念品が贈られ、着物姿の凛とした佇まいの女将の姿が印象的でした。

 まちなみデザイン賞「広告部門」印傳屋名古屋御園店のサイン。甲州の伝統工芸品・印傳(いんでん)の専門店の外壁とロゴマークは、伝統的なデザインなのにモダンな印象が特徴。近づいてみると緻密に計算された職人の技術が集結しているのが分かります。シャープな壁に、印の文字がデザインされた広告物は絶妙なバランスです。

 まちなみデザイン賞「景観まちづくり部門」名古屋折り紙建築。折り紙建築とは、1981年に東京工業大学教授の茶谷正洋氏が考案し、飛び出す絵本のように折り畳まれた一枚の紙から建物が立体的に表れる折り紙のこと。街かどに佇む古めかしい建物や、街のシンボルなどを手のひらサイズで再現できます。子供からお年寄りまで幅広い世代の方が作ることができ、気軽に都市や地域、まちなみを考えるきっかけとなることが高く評価されました。

 まちなみデザイン20選は、今回テーマとして「歴史と界隈 ~なぜだか懐かしさを感じる風景~」を設け、平成30年9月から10月まで募集した結果、192件の写真の投稿があり、その中から市民投票によって得票の多かった20件を「まちなみデザイン20選」として選定しました。
 選定風景には名古屋愛や大切にしたい思い出を感じることができます。

 まちなみデザイン20選、山田修さんの投稿「希望の泉」。賑やかな栄の街中で清涼感を感じられる噴水「希望の泉」を切り取ったものです。水の流れに迫力があり、噴水越しに見えるテレビ塔が栄らしさを表しています。

 まちなみデザイン20選、小川あやこさんの投稿「円頓寺商店街」。レトロな円頓寺商店街のまちなみが表現されています。夕陽に照らされる看板、明かりが灯る商店街は、下町の雰囲気を残す名古屋ならではのまちなみです。

 まちなみデザイン20選、a405yoさんの投稿「ルーセントタワー付近から見た名古屋ビル群」。モザイク柄がくっきり浮かび上がり、街の雰囲気をカラフルに楽しく盛り上げています。

どの選定風景も、知っている場所のはずなのに、切り取り方次第で新しい魅力に気づかせてくれる素晴らしいものばかり。普段は気づけない、名古屋のまちなみの新しい発見ができそうです。選定風景は下記からもご覧いただけます。
http://www.nagoya-machinami.jp/cms/wp-content/themes/machinami/pdf/sensyu2018.pdf

★もっとポイント
●表彰式の会場は、ドラマや映画のロケ地!

 名古屋市役所はロケ地の宝庫!ドラマ「LEADERS2」や「華麗なる一族」など名だたる有名作品に多く登場している名古屋市役所。名古屋の好きな風景のひとつとして、時代を感じさせる重厚な外観やドラマのセットのような内観など、見学に訪れてみてはいかがでしょうか。

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