COLUMN ポップカルチャー

年間約100本のロケが行われるロケ地の宝庫「名古屋」

2019.03.01

 実は、名古屋でたくさんの映画やドラマが撮影されているのをご存じでしょうか?名古屋は、今まで850を超える映像作品のロケ地として選ばれてきました。映画やテレビ番組・ドラマなどのロケーション撮影を誘致し、幅広く支援する「フィルムコミッション」の業務を担当するのが「なごや・ロケーション・ナビ」の三宅友里さんです。

※TBSスペシャルドラマ「LEADERSⅡ」撮影風景(名古屋市公会堂)

※日韓合作映画「デッドエンドの思い出」撮影風景(ORIBE NAGOYA)

 フィルムコミッションの活動で最も主要な業務は、ロケ地情報の提供と提案です。映像制作者からの依頼に応じて、監督のイメージに近い場所を探し撮影交渉をして情報を提供します。「どれだけ情報を持っているか、事情を知っているかがサービスの質の向上につながる」と三宅さん。坂が多い場所、下町っぽい商店街、団地群など、作品ごとによって要望は様々。観光地を教えることとは異なり、名前のない場所を探し出すことも多く、三宅さんは名古屋を知り尽くしたスペシャリスト!名古屋という町を見る視点そのものが異なります。「なごや・ロケーション・ナビ」は17年の実績とノウハウがあるため、コーディネートにも定評があり、業界関係者からの信頼も厚くロケ地として多く選ばれています。
 その他にも宿泊施設やケータリング業者の紹介、撮影許可手続きの代行申請、エキストラの手配など業務は多岐にわたります。

 ロケ地周辺への撮影協力依頼など、関係各所への交渉もフィルムコミッションの重要な業務です。中でも交渉が大変だったのが、西島秀俊さん主演の人気刑事ドラマが映画化された作品「劇場版MOZU」。名古屋の公道で車と車をぶつけるシーンは、制作側と二人三脚で安全性を提示し撮影許可を得たのだとか。実際に使われるシーンは一瞬ですが、撮影をするために地域住民の方をはじめ大勢の方と交渉を重ね実現しました。
 「ロケ地に選ばれた地域の方に受け入れてもらいながら、楽しんでもらえるようにコーディネートするのが重要」
 ロケ地となる場所の地域の皆さまに理解してもらえるように説明し、承認を取り、丁寧に対応をされているからこそ、条件が難しい撮影も実現できているのだと思います。

※映画「三度目の殺人」撮影風景(名古屋市役所)

※韓国ドラマ「不夜城」の撮影風景(オアシス21)

 フィルムコミッションの活動は、隠れた観光資源の掘り起こしにもつながっています。ロケ地に選ばれ作品内で登場することで、普段私たちが当たり前に目にしている場所が、魅力的な場所に映り改めてその価値に気づくきっかけになります。ロケ地を訪れたいという目的から名古屋を知るきっかけになるのはもちろん、地元の方が新しい地元の魅力を発見する機会にもつながっているのではないでしょうか。

※写真は映画「亜人」の撮影風景

★もっとポイント
「映画の町」「ドラマの町」「撮影の町」名古屋

 普段何気なく歩いている道や場所などが、実はロケ地になっていることも!
 映画「亜人」、「三度目の殺人」、「SCOOP!」など、名古屋市役所本庁舎や愛知県庁本庁舎、官庁街(中区三の丸界隈)は人気のロケ地。その他にも、ロケ地を記したマップ「名古屋はロケ地の宝庫だった!」などが、観光案内所・オアシス21iセンターなどで無料配布されています。意外な場所がロケ地になっていることも‼1月18日に公開された映画「マスカレード・ホテル」も名古屋でロケが実施されたのだとか♪「なごや・ロケーション・ナビ」のサイトでは、名古屋で撮影された作品の情報を掲載しているほか、ボランティアエキストラも募集しているそうなので是非チェックしてみて下さいね!
 また、FacebookやTwitterでも支援内容を配信しているそうなのでこの機会にフォローしてみてはいかがでしょうか。

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